てぃーだブログ › よんなーよんなー@青陶舎 ›  ◇やちむん › ◎楽しいぃぃ!!!香月舎の陶器


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5月「てぃぐま館 slowslow(豊見城・みちの駅)さん

                マグの納品をいたしました。
              →てぃぐま館 slowslow 


5月「山粋(大阪・豊能町)さん

                納品をいたしました。
              →山粋 -コーヒーと器- 
              →   山粋instagram 


5月「よーりよーり(大阪・旭区)さん

                納品をいたしました。
                →やちむん&生活雑貨 よーりよーり 
                →よーりよーりinstagram 


5月「やちむん ヤムチン(読谷・やちむんの里入口)さん

                納品をいたしました。
              →やちむん ヤムチン instagram 


5月「楓千夢(読谷・やちむんの里)さん

                マグの納品をいたしました。
              →楓千夢 instagram 


2009年10月11日

◎楽しいぃぃ!!!香月舎の陶器

ウシデークの紹介を三連ちゃんしようと思ってましたが、
久しぶりにわくわくしたものに出会ったので、旬もの優先でこちらを紹介。



宜野湾市新城のおしゃれなカフェ「ユニゾン」で開催中の

香月舎10th Anniversary  <陶器と布小物の展示会> 2009.10.7〜11.3
http://www.cafe-unizon.jp/exhibition/next.html



香月さんといえばアニマルキャラクター満載の個性溢れる作風で、この数年、沖縄の雑誌の焼き物特集では必ず掲載される人気作家。掲載されるだけではなく、常に目玉記事担当。そのせいで私もずっと以前から知っていて、ずーっと気になっていたのに、今まで一度も作品の実物を見たことがありませんでした。今回はご近所の「ミックス・ユニゾン」で展示会という、大チャンス。初日に寄ってみました。



http://www.lequio.co.jp/cover/cover_new060216.html
(この引用記事は今回の展覧会のものではありません)


 実は、私、彼女の代表作の、取っ手の代わりにゴーンとでかい動物がくっついているカップを雑誌の写真で見ていて、「かわいいけれどすごく使いにくそうだね。」とか、勝手に御批評していたのです。けれども今回いかに自分がその真価を知らなかったかを目の当たりにしました。彼女の作品は、「取っ手をかわいく動物にしてみました☆」とかいう中途半端なものじゃなくて、「動物とカップががっぷり四つに組み合ったまま膠着中」ぐらいのインパクト。カップとしては「絶対にコーヒーが飲めるという条件は譲りません」と、動物側は「自分は取っ手をやってあげてますけど私は私です」と主張。その主張がぶつかる真剣なバカらしさが本気で楽しい。

 普通の器はキャラクターは、機能を損なわないように、おとなしく「飾り」の中に収まっている。それはある意味、絶対に犯してはならない器の掟なのだけれど、彼女の作品はキャラクター達が飾りの枠をはみ出して存在する。ただ不必要に大きいというのではなく、そこに生きているので、どうしてもその大きさが必要なのだといった風情。見続けていてもいつまでも何かメッセージを送ってくる不思議さ。そこから生まれてくる尽きることのない「楽しさ」。

 見ているうちにこのキャラクター達は「こども」なのだな。と思いました。あの、ルールに従わない存在感・生命感。作品はどれもつきぬけて楽しいくせに、常に繊細で、ときどき淋しさや悲しさが共存していて、それも「こども」。「こども」が居る世界の豊かさは何よりも幸せを感じます。

それは全て、作者自身が、子供を育てる時のように、真剣にキャラクター達に愛情を注いでいるからこそ生まれてくる世界なのでしょう。

私、今回、ひさしぶりに心の底からわくわくしました。
是非、実物をご覧になることをお勧めします。
作者ご本人もまた、楽しく素敵な方です。



http://katukiya.ti-da.net/e1865610.html
この忍者シリーズのふたものも超楽しい。
今回は非売品出展ですが会場で見れます。
超楽しい。 







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Posted by 青陶舎 青柳 at 13:19│Comments(8) ◇やちむん
この記事へのコメント
改めてはじめまして どうも香月です

先日は初日にお越し下さってありがとうございました
そうですね動物はけっこう愛着もって作ってしまいますね
いちおう持ちやすいように気を付けつつ(笑)

ご感想ありがとうございました
Posted by katsukikatsuki at 2009年10月11日 21:31
いやー、なんだか、レポートの課題のような感想文になってしまいました。自分、本当に感動したものを表現しようとすると、言葉が溢れてしまうくせがあるので、いいたいことがうまく伝わっているか、不安です。ともかく香月ワールドが心の底から楽しかったってことはくみ取って頂けたらと思ってます。いつか、かならず猿ちゃんカップと忍者モノを手に入れたいと思ってますのでよろしく。
Posted by 青陶舎青陶舎 at 2009年10月14日 00:43
青陶舎さん、おはようございます。
青陶舎さんの気持ちの伝わる楽しいレポート
ありがとうございました。

私も青陶舎さんの熱烈レポートに心を動かされ、
香月さんの展示会に行ってきましたよ。
「超・楽しいぃぃぃぃぃぃ~!」(ぃ、が多い?)という
青陶舎さんと同じく、なんとも・・楽しいひとときを過ごせました。

「時々、こんな色合いので、こんな無骨?なので、こんな雰囲気の、
 素朴な感覚の器がいろいろとあったら楽しいだろうなぁ~」
という、かなりあいまいで漠然とした思いが、
ちゃんと素敵な形になっている!と感じられるほどでした。

香月さんの作品に心奪われる人はみんなそんな感じなんでしょうか?

私は陶芸はやったことないんですが、"粘土遊び"はやりますので、
自分でも粘土で何かおもしろく、楽しいモノを作ってみたいなぁ、
と、日々の楽しみの刺激を受けることができました!(笑)
Posted by shin831 at 2009年10月19日 09:07
shinさん、こんばんは。

楽しんでいただけましたか?
紹介したかいがありました。

>「時々、こんな色合いので、こんな無骨?なので、こんな雰囲気の、
>  素朴な感覚の器がいろいろとあったら楽しいだろうなぁ~」
> という、かなりあいまいで漠然とした思いが、
> ちゃんと素敵な形になっている!と感じられるほどでした。

これ、創作の理想の姿だと思います。
「どうでしょうか、わたしってこんなに才能があるんです」
という作者の押しつけではなくて。
作者の心深くから掘り出したものを捧げて、
「そうそう、それが言いたかった」
「そうそう、こんなのがほしかった」
「そうそう、そんな気分だったの、やっとわかった」
と、受け取る人の心も欲していた形を探り出す、ということ。

私もゆっくりゆっくり目指していきます。

もしよければ陶芸体験どうぞ。
気軽に声をかけてくださいね。

今はまだシステムが整っていませんが、
逆に今のうちかも。
Posted by 青陶舎 青柳 at 2009年10月22日 00:58
青陶舎さん、こんばんわ。
創作の理想の姿・・そうなんですね。
青陶舎さんの文章も、とてもわかりやすくて、
気持ちを代弁しているようです。

微妙な気持ちをちゃんと文章化できるところが、
さすが、翻訳のプロですね!

作品作りにも、青陶舎さんの気持ちを汲み取る資質が
きっと反映されているんでしょうね!
Posted by shin831 at 2009年10月24日 23:38
shinさん、どうも。

いえ、別に、自分翻訳はプロでも何でもないですから。
でも、翻訳は心を汲み取る仕事の一つですので、そういう仕事でほめて頂いたのは、心から嬉しいです。
ありがとうございます。

創作というのは多分生き方につながっているのでしょうね。

意固地に独りよがりに傾いてしまう、
他人の意向に迎合し媚びを売ってしまう、
早くから自他のうまい関係を完成させてしまって逆にそこから先に進めなくなってしまう。
それ以前に思いやる心が粗雑でいつまでたっても気づかず同じ所に留まっている。

…書いていて自分でうちあたい。

でも、みんな、それぞれ、初めはつたないやり方から。
でも、みんな、それぞれ、きらりと光るものを持っていて。
悩みながら転びながら壁を乗り越え大きくなっていくのだと思います。

なんて、偉そうなこと言ってないで、まずは目の前の壁を乗り越えなくちゃ。
今、ろくろの挽き方を一から点検中です。(そこからかよって感じです。)
Posted by 青陶舎 青柳 at 2009年10月28日 00:28
青陶舎さん、こんにちは♪

ご無沙汰しています。
遅ればせながら、工房の完成(ほぼ?)、おめでとうございます!!^0^/

陶芸体験、希望です♪
近所で一度やったら楽しくって!

ろくろを廻しながら土に触れているときって
無心になれてよかったんですよね~
(ただの体験でも)

で、高校の時に書道専攻だったのですが、
墨ををする時間があってその時も無心になれたんですよ。
(眠くもなりましたが)
その感覚がすごく好きだったので、
懐かしい感覚が甦って来て、
いいな~
と思ったんです

ぜひぜひ、陶芸体験させてください<(__)>
お願いします。

予約とかどうやったらよろしいですか??
教えてくださいね。
よろしくお願いします。
Posted by ☆nabbie at 2009年10月30日 16:36
陶芸体験、お問い合わせありがとうございます。

上のコメントの通り、まだ工房立ち上げたばっかりで
毎日行き当たりばったりです。
陶芸教室も何も決まっていないので、
応相談でどうにでもなりそうな感じ。

では詳細は、メールにてお知らせしたいので、、、
nabbieさんのblogに伺ってみましょう。
メール先分かるかな。
Posted by 青陶舎 青柳 at 2009年10月30日 23:30
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