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2012年09月03日
○ 白夏 ーすさなつー
旧盆、終わりましたね。
みなさんのお盆は如何でしたか。
懐かしい人達には会えましたか。
ふるさとの空気を感じることは出来ましたか。
今年は特に、8月の最後のお盆だったので、
なんか心にしみじみとした感慨が残りました。
(…自分はないちゃーであまりお盆行事とは関係ないのですが。)
話は変わって。
最近、朝晩の風が、涼しく心地よくなりました。
日中の気温と日射を考えると、秋、というにはまだ早いですが、
陽射しにも風の色にも透明感がでてきて、
先週までの真夏ともまたちょっと違うこの頃です。
先日読んだ本の中で、
先島の方ではこの夏の後半の季節を
白夏(すさなつ)と呼ぶ
というのを知りました。
今まで沖縄で18年以上暮らしていて、普段の会話の中でこの言葉を聞いたことはなかったので、
本島地方では馴染んでいない言い回しだろうと思うのですが。
この言葉を聞いたとき、今頃の気候をぴたっと言い当てていて、単語の感触が胸にすとんと落ちてきました。まさにそれだっと、合点。がってんがってんがってん。
白い夏で すさなつ。
「すさ」は、「すさまし」と言う古い日本語から。「すさまし」は、「勢いが盛りを過ぎて衰える」「しらけた冷ややかな感じになる」と言う意味だそうです。現代語の「凄まじい(勢いの度合いが過ぎる)」と表裏一体の言葉です。
たしかに 沖縄のこの季節は、秋でも残暑でもなく、盛りを過ぎた「夏」。
そして真っ白に色の抜けた洗いざらしの布のような、風と陽射し。
白夏(すさなつ)。
いい言葉を拾いました。
沖縄の長い夏はもう一息続きます。
健康に気を配りながら、
よんなーよんなー
がんばりましょう。
Posted by 青陶舎 青柳 at 00:05│Comments(0)
│○まいにち